研究開発プロジェクトは平成20年10月から24年9月までの4年間にわたって実施されます。レジデント方研究機関を中心とした科学者コミュニティの変容の実態と、環境問題への取り組みにおけるステークホルダーと科学者の相互作用の把握を、地域のステークホルダーのみなさんと協働して解明します。研究の初期段階を21年度末をめどに完了し、さらに研究を継続しながら、その成果を地域環境学ネットワークの設計と陰影に反映させていきます。
地域環境学ネットワークを21 年度に設立し、ステークホルダーと科学者の生産的な協働のため協働のガイドラインと問題解決型研究の評価システムの構築を行います。潜在的なレジデント型研究機関を中心に、多様な知識生産の主体とステークホルダーの参画を促し、地域環境に関わるさまざまな課題に取り組む既存のネットワークとも連携をはかります。ガイドラインと評価システムのプロトタイプの設計をを22年度をめどに完了し、ウェブページなどで公開し、ひろく意見を求めながら改善していきます。
平成22年度末には地域環境学ネットワークの設立シンポジウム、24年夏にはプロジェクトの成果を集大成した最終シンポジウムを開催します。また、23年度からは若手の訪問型研究者を地域のレジデント型研究機関に招へいして共同研究を行う「短期滞在型研究」を試行して交流の拡大をはかります。
|