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JST社会技術研究開発センター・ 地域主導型科学者コミュニティの創生プロジェクト 地域環境学ネットワーク設立記念シンポジウム

「地域の環境保全と持続可能な発展に役立つ科学を求めて」

開催日 : 9/18(土)・19(日)会場 : 大阪学院大学

定員250名 参加無料(要申込)

地域環境学ネットワーク設立記念シンポジウム

趣 旨


地域環境ネットワーク 地域主導型科学者コミュニティの創生 地域社会主導型科学者コミュニティの創生プロジェクトBlog

 地域社会が直面する環境問題の解決と地域の持続可能な発展を目指す取り組みの中では、さまざまな科学的な解決策が提案されても、それが地域の人々によって必ずしも有効に活用されないという事態がしばしばおこります。これは、もしかすると科学者が地域に固有の伝統や文化、在来の意思決定システムなどと整合しない、いわば地域では使えない知識を生産しがちであることに問題があるのではないか? このような問題意識のもとに、私たちはJST社会技術研究開発センターの支援のもとに2008年から「地域主導型科学者コミュニティの創生」研究開発プロジェクトを推進し、地域の環境問題の解決と持続可能な発展のために役立つ「問題解決型」の知識を生産する科学のあり方、地域社会の中での科学者・専門家と多様なステークホルダーとの協働のあり方を追求してまいりました。また、2010年3月にはこのような問題意識を共有する全国の科学者・専門家と地域のステークホルダーのみなさんが集まる「地域環境学ネットワーク」を設立して、各地の事例に関する情報の共有と相互の研鑽を促進する仕組みを整えてまいりました。

  今回、地域環境学ネットワークの設立を記念して、ネットワークの理念と意義を多くの方々にご紹介するために、地域環境学ネットワーク設立シンポジウムを開催することにいたしました。シンポジウムの第1部では全国各地の事例の紹介を通じて、地域の人々自身による問題解決への取り組みに役立つ知識を生産する科学が、職業的な科学者・専門家だけでなく多様な立場の人々によって担われている実態から、従来の科学の枠を超えた新しい知識生産のあり方を探求します。各地で地域社会が直面する環境課題に取り組む多様な人々は、地域社会の中でダイナミックに活動するネットワークを形成しており、職業的科学者・専門家や多様な知識生産の主体はその重要な構成員です。第2部では、このような地域内のネットワークが求心力を維持しながら問題解決に向けた活動を推進できる仕組みを、各地の先進的な事例を通して検討します。また、2日目の午前中には各地の取り組みのご報告をいただくポスターセッションを開催し、ご参加いただくみなさんの情報共有と交流を深めたいと思います。地域社会の自然環境と調和した持続可能な発展を目指して奮闘しておられる全国のみなさまのご参加をお待ちしております。

地域環境学ネットワーク・代表
佐藤 哲

日

■ 会場
大阪学院大学
〒564-8511
大阪府吹田市岸部南2-36-1
[アクセスマップ]

■ お問い合わせ
地域環境学ネットワーク事務局
長野大学環境ツーリズム学部
〒386-1298
長野県上田市下之郷658ー1
プロジェクト室
Tel 0268-39-0202
Fax 0268-39-0202


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